ただただ感心

チラシはさみを兼ね、楽友の演奏会を聴きにすみだトリフォニーへ。

あまりベタボメするのもあれですが、ただただ感心しきりの演奏会だった。オールアメリカンプログラムの4曲+アンコール、すべて楽しかった。演奏会を丸々楽しめたのはとても久しぶり。知ってる顔があるからっつうのも理由の一つかもしれないけど。

無闇に「楽しくやろうぜ!」と持って行ったのでは無く、やるべきことをきちんとやったら自然に楽しく仕上がった、という雰囲気&オケの一体感が感じられた。例えばキャンディードでさえ「ノリ」を抑え気味にし、そのぶん弦の暖かい響きを作り出すことに成功していたという印象。5分間ずっと鳥肌たってたなぁ。ほかの曲でも細かいズレやミスが気にならない、いや、勿論演奏側はヒヤヒヤするシーンがたくさんあったんだろうけど(すいません)、実は当事者達はそれすら楽しんだのではないだろうか?

JILL嬢の右手&背中の動きが見れるのが楽友の一つの楽しみ。肝心の右腕を痛めていたということで前半は本調子でなさそうでしたが、シンフォニックダンスでの背中の動きは最高ですな。時々右腕を押さえてたので気にはなったのですが。
あ、あと弦の弾き方(弓の位置、弓のスピード)をあれだけそろえるにはどうしたらいいんですかね、、、?

私って自分(および所属オケ)に厳しく他人にゆるいのかもしれないなぁ。実は私自身が自分の所属オケに愛を感じて無く、他にあるものばかり追い求めてるのかもしれないね。所属オケにも自分自身にもきっと美点はあるんだよ、うん。

2ヵ月後には、「楽しかった!」と思えるお客さんを一人でも増やせる演奏会が出来るようにがんばろう。