楽友でマーラー6番をやる。。そう知ったときから、聴きにいくことを決めていた。クーベリックのLPで6番にはまり、若杉/N響、ギーレン/南西ドイツ(ベルリンのフィルハーモニーにて。最前列!)と生演奏も数々体験してきた。

乗り換えの池袋でカレーを食べ、開場時間前に文京シビックに到着するも長蛇の列。しかも高齢者が多い。マーラーの6番だというのにお客さんが入る。集客は曲目じゃないということを如実に感じる。ハンマーで心臓止まっちゃうんじゃないか(うそ)。

弦楽器は対向配置。1stVn、弓を使う位置がそろってるので、前プルトと後プルトでの音のずれがほとんど無く、1楽章は多少管に埋もれるものの芯のある音が聞こえてきた。コントラバスの弓さばきが視覚的で「魅せる」ことも演奏の大事なファクターだなと感じる。

コンマス女史の右腕に感心。レガートなのか、レガートの中にアクセントを出したいのか、このフレーズはdimするのかとか、ここのダイナミクスは楽譜より一段落とすという指揮者の指示があったんだろうというようなことが、右手の動きを見て想像できた。「楽譜が見える弾き方」って表現すべきか。

参考&目標にさせていただきます。

私の座った前列に熟年夫婦が座っており、ハンマー奏者が構えると、ウトウトしてた奥様をだんな様が小突いて起こしてたのが印象的(笑)。