ハンス・ロット

選曲の候補曲でハンス・ロットの交響曲が出てた。某オケの選曲資料にも候補曲に挙がってたので、ちょっと興味がありCDを買って聞いてます。
悪い曲じゃないんだけど、、。どう聞いてもブルックナーワーグナーマーラーを足して3で割ったような曲。第1楽章はTrpソロで開始し、そのあたりはローエングリン/エルザの大聖堂への行列を髣髴とさせる和音進行&メロディ。前奏の最後はブルックナー7番終楽章コーダ風の金管コラール。。。3楽章スケルツォではマーラー復活かと思わせる旋律が出るが、作曲年代的にロットが先なのでマーラーがぱくったと言うべきか。スケルツォ楽章なのに新しいモチーフが常に提示されて散漫に感じる。
トランペットが大活躍するので、演奏するにはかなり上手い人がいないと厳しいだろう。マーラーのように繊細なソロを与えたかと思うとブルックナー風のコラールを吹かせるし。